敷設後の合材を締め固める転圧作業にも課題があった。鉄輪を装備したローラーは急勾配でスリップしやすいからだ。通常の舗装工事と同じようにローラーを振動させると、合材が偏ってしまうリスクもあった。
対策として、ゴム輪を取り付けたコンバインドローラーを使用。仕上げ用に無振動型のローラーも手配した。
平たん性の確保では、路面の凹凸を通常より厳しく管理した。一般的な舗装は長さ3mのプロフィルメーターを用いて凹凸の標準偏差が2.4mm以下になるように管理する。この現場では、0.7mmを目標値に定めた。
工事期間 | 2023年3月 |
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発注者 | M社 |